三角保ち合いのステラ・ルーメン(XLM) 上とみるか、下とみるか【仮想通貨相場】
・XLMは40円台を固めつつあるかのような動き
XLMJPY 日足 Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
XLMJPYは2/25のレポート「ステラ・ルーメン(XLM)急落後、まずは40円の攻防に注目!」掲載後、軟調気味で方向感のない状況が続いていた。しかし、翌2/26に「リップル社出資のプロジェクト「Flare Networks」が、ステラ(XLM)を統合する」という報道が材料視されたこともあってか、50日移動平均線付近で反発した(赤矢印)。
翌日には2/23安値と2/26安値を結んだ(A)のサポートが意識され、46円台へ乗せるが、2/13高値と2/20高値を結んだレジスタンスライン(赤線)に押される形で反落して、(A)のサポートラインを割った。
XLMJPYの(A)のサポートラインは否定されたようにみえたが、価格は下値を模索することなく、42円台で横ばいで推移しており、3/5の下値を試す場面でも40円台を保っていた。
その後は3/5安値に引いた(B)のサポートが意識される形で上昇し、レジスタンス(赤線)を抜ける状況となっている。
XLMJPYが本当に三角保ち合いを上抜けたとするならば、やがて強い上昇トレンドに向かうと考えられるが、現状として、1月末のような急騰といえる上昇は確認できず、陰線を出しつつある。
しかし、上昇に伴って出来高が増加していれば、市場参加者の買い意欲という裏付けがあり、注目されるにしたがって価格も上昇するかもしれない。出来高をみてみよう。
・3/6以降の出来高と価格は増加傾向か
XLMUSD出来高移動平均(Coin Market Capより作成)
XLMUSDの出来高移動平均線をみると、1月下旬の下落トレンドや、2月上旬の上昇トレンドのように、5日が25日を上回る(ゴールデンクロス)と価格が上昇し、下回る(デッドクロス)と下落する傾向がみられる。
直近の出来高をみると、2月後半から減少傾向にあったXLMUSDの出来高は3/6に底をつけ、再び増加傾向にあるようだ。
価格も伴って上昇しており、今後も出来高と価格の上昇が継続するか、その過程で5日出来高移動平均線が25日を再び上回り、上昇に弾みがつくかにも注目しておきたい。