Bakkt、ニューヨーク州規制当局からビットライセンスを取得
Bakkt がビットライセンス取得へ
ニューヨークの規制当局は、ICE(インターコンチネンタル取引所)が2018年に立ち上げたデジタルアセットプラットフォームBakkt(バックト)に対し、ビットライセンス(BitLicense)を授与することが分かった。
NYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)は3月11日(木曜日)ICE傘下のBakktが、子会社を通じて、ビットライセンス(※1)を取得した最新の業界企業であるるとして次のように語った。
このライセンスにより、バックトマーケットプレイスは、ニューヨークの顧客に仮想通貨を売買する機能を提供し、DFSによるライセンス活動の監督の対象となる。
(※1)ビットライセンス(BitLicense)とは、ニューヨーク州で2015年8月に施行(2014年7月に発表)されたビットコインなどの仮想通貨事業に関する法律で、NYDFSが発行し、ニューヨーク州で仮想通貨取扱い事業を運営するための免許を指す
今回の発表に伴い、Bakktのギャビン・マイケル(Gavin Michael)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。
ニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスを授与されたことを非常に誇りに思っています。これは、すべての人がデジタル資産にアクセスできるようにするというビジョンを達成するための主要なマイルストーンを表しています。Bakktアプリの今後のリリースによって強調されるように、この急速に進化する業界でイノベーションを推進し続けることに興奮しています。
取得できるライセンスの中で最も厳しいビットコインライセンス
Bakktは、同州のビットライセンスを取得した29番目の企業になった。
ビットライセンスは、拒否率が高く、現行で発行される免許の中で最も厳しい仮想通貨関連ライセンスの1つと言われている。現在まで、NYDFSは多くの申請を受け付けたものの、発行しているのはわずか29件にとどまっており、このライセンスを保持している企業のみが州内で仮想通貨サービスを提供でき、ビットライセンスを保有していない記号はニューヨーク州では事業を運営することはできない。
BakktはNEXTMONEYの特集記事「ビットコイン先物提供のBakkt、IPO(新規公開株)を計画」、「ビットコイン先物提供のBakkt、SPAC経由でNY証券取引所に上場」で報じたように、今年に入ってからもSPAC経由でNY証券取引所に上場するなど、快進撃を続けている。