メルカリが暗号資産市場へ参入、「メルコイン」設立
株式会社メルカリが、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的に、子会社として2021年4月下旬に株式会社メルコインを設立することを発表した。猫も杓子も…
株式会社メルカリが、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的に、子会社として2021年4月下旬に株式会社メルコインを設立することを発表した。猫も杓子も暗号資産という状況ですが、フリマアプリを展開するメルカリが新たに暗号資産市場へ参入を発表しました。
フリマ自体がピアツーピア(個人間取引)であるため、親和性が高いと考えられます。
フリマは常に偽物リスクが伴いますが、今回ブロックチェーンビジネスを展開することで、真贋証明を取り入れることも可能になります。
反対に、過度に真贋証明が充実してしまう場合、既存ビジネスのメルカリで証明がない商品が購入されないというジレンマが生じる可能性もあります。
現在、ブランド品にはブロックチェーンの真贋証明が採用されつつありますが、高額ではない一般商品では真贋証明の採用はまだまだ先の話になりそうです。
今後、ブロックチェーンを過度に信用する顧客ばかりになれば、ブロックチェーン上に証明書のない商品は怖くて購入ができないという可能性も出てきます。
メルカリとしては競合他社に市場を一新される前に自社で自ら挑戦することを選んだと言えるでしょう。
この結果がどちらに転ぶのかはとても楽しみです。