仮想通貨ビットコイン、米国の税金シーズン到来で「短期的には弱気」との懸念も
ビットコイン(BTC)は依然として今後の長的な見通しについては楽観論が浸透しているが、アナリストからは短期的な弱気見通しも出ている。 Cointelegraph MarketsとT…
ビットコイン(BTC)は依然として今後の長的な見通しについては楽観論が浸透しているが、アナリストからは短期的な弱気見通しも出ている。
Cointelegraph MarketsとTradingViewのデータによると、ビットコイン価格は売りの波に直面した。強気派が5万7000ドルに押し戻すまえに、5万4948ドルの安値を記録した。
ビットコインの値動きに関係なく、機関投資家は一貫してBTCへの関心を表明している。マイクロストラテジーは12日、平均価格5万7146ドルで262BTCを追加購入し、同社の保有量が9万1326BTCになったと発表した。
ExoAlphaの最高投資責任者であるデビッド・リフシッツ氏は、今後数日間の価格パフォーマンスは「ビットコインが新しい高値に到達する準備ができているかどうか、もしくは調整が進行中であるかどうかを示すものになるだろう」と述べている。
リフシッツ氏は、BTC価格の下落について、「4万5000ドルから5万7000ドルへの10%の利益を収益化したい人々」による売却が原因だろうと指摘している。
リフシッツ氏は、ビットコイン価格は依然として強気だと考えている。4万5000ドル前後での機関投資家による買い意欲があることと、バイデン政権による最近の経済刺激策の存在だ。
リフシッツ氏は、ビットコイン価格が長期的に上昇トレンドにあると認めているが、短期的には弱気な見通しである理由にも言及している。その1つは、米国での税金シーズンが訪れることだ。税金を支払うために、一部の投資家が保有する資産を売却する可能性がある。
リフシッツ氏が言及するもう1つの短期的な弱気要因は、「短期的に利益を得ることにあるだろう」伝統的資産の売却から生じる波及効果だ。
そしてリフシッツ氏は「調整が定着してきた場合、新しい最高値を突破する前に、短期的に保ち合いとなる可能性がある」と結論付けている。